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■月例会
 

 
・第212回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 
 テーマ: 動物王ハーゲンベックの「ロストワールド」
      − 巨大恐竜・ドイツ帝国に出現す −
 日 時: 2024年 4月24日(水曜日) 15:30〜17:00
 場 所: 大阪公立大学 文化交流センター
      大阪市北区梅田1-2-2-600 大阪駅前第2ビル6階
 講 師: 溝井 裕一(みぞい ゆういち) 様
      関西大学 文学部教授
 
ハーゲンベック動物園はドイツ・ハンブルクのシュテリンゲン地区にある動物園である。動物商のカール・ハーゲンベックは、人間(ラップランド人、ヌビア人等等々)と動物セットで異教の文化と自然を展示する人間動物園事業をヨーロッパ各地の動物園で行ったり、動物の調教や餌付けのスキルを活かしてサーカス事業を行うと共に、動物をその生息環境に近い環境で恒久的に展示することを夢見て、1907年に初の無柵放養式展示のハーゲンベック動物園を作ったそうです。また、1908年に、動物園の敷地を拡張して、実物大恐竜模型の展示を計画し、池・岩・植物により古代世界「恐竜園」を再現しました。動物彫刻家ヨーゼフ・バレンベルクにより科学者の承認を獲得しながら恐竜をコンクリートで再現したそうです。ディプロドクス、イグアノドン、トリケラトプス等を紹介いただきました。ハーゲンベックは、アフリカ・ローデシアに恐竜捕獲隊を派遣したそうだ。名古屋の東山動植物園にハーゲンベック動物園がモデルの実物大恐竜模型がつくられているそうです。なぜ、恐竜園の研究を始めたのかについても話されました。動物園や水族館では、現在、動物福祉や動物の権利が叫ばれ、本物の生き物の展示が困難になってきています。生きた動物を使わないで、リアルな自然環境を構築するヒントが得られるのではと思い、研究を行っているそうです。動物園の動物不足を感じている私にとって、研究成果を期待したいと強く思うご講演でした。

 

溝井 裕一 様

 

 
 

 
・第211回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 
 テーマ: 辞世と俳句 第 1 回講座
      〜 日本文学における辞世の源流 〜
 日 時: 2024年 3月27日(水曜日) 15:30〜17:00
 場 所: 大阪公立大学 文化交流センター
      大阪市北区梅田1-2-2-600 大阪駅前第2ビル6階
 講 師: 光田 和伸(みつた かずのぶ) 様
      (国文学者)
 
辞世の句の様な文化は、日本で生まれたもので、欧米の人は驚く文化だそうです。欧米の人にとって死は、不条理なもので、それを日本人はやすやすと受け入れ死んでいく。その様な辞世の源流とその変容についてお話をいただきました。@「自傷歌」 辞世の句の源流というべきもので、『不本意の死」』に臨んで、『自らの運命を哀惜する和歌』だそうです。飛鳥時代の有間皇子が詠んだ『岩代の浜松が枝を引き結びま幸くあらばまたかへりみむ』や、浅野内匠頭長矩の『風さそふ花よりもなおほ我はまた春のなごりをいかにとかせん』等を例に説明いただきました。そして、この自傷歌の自傷感は、天皇や家族の為といったものを帯び変容していったそうです。A「遺偈(ゆいげ)」 禅宗の師僧が、死に臨んで自らの悟りの姿を弟子に示すもので、円相(○)や、沢庵の『夢』を例に示されました。B俳句形式 最初に俳句で辞世を詠んだ斎藤徳元の『月夜』と『』戯言を付く世』の掛け詞が妙味の『今日まで生きたはごとをつくよかな』や、赤穂浪士の大高源吾(子葉)の武士風の潔い詠みぶりの『梅で飲む茶屋もあるべし死出の旅』等を紹介いただきました。ご講演の中で、講師が心打たれた近現代の辞世俳句として紹介いただいた、正岡子規の『痰一斗糸瓜の水も間にあはず』と、横溝正史の『団栗の落ちて空しきアスファルト』が、月例会終了後、いつまでも心に余韻が残ったご講演でした。

 

光田 和伸 様

 

 
 

 
・第210回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 
 テーマ: 千年後に迫りくる大洪水
 日 時: 2024年 2月28日(水曜日) 15:30〜17:00
 場 所: 大阪公立大学 文化交流センター
      大阪市北区梅田1-2-2-600 大阪駅前第2ビル6階
 講 師: 津田 慎一(つだ しんいち) 様
      元 東海大学工学部航空宇宙学科教授
 
講師は、大学時代にロケットの研究、メーカーで宇宙開発(人工衛星、宇宙ステーション等)に従事、その後、東海大学で後進の指導に当たられ、退職後、史跡のボランティアガイドをしながら、歴史の調査を始め、今迄の定説に一石を投じる「武蔵戦国記 後北条と扇谷上杉の戦い」等、複数の著書を出版されました。本講演では、主に、日本書紀に書かれた巨大洪水について、宇宙工学者の知見から解き明かしていただきました。まず、紀元二百年頃(弥生時代後期)の古代の奈良盆地は大和湖と呼ばれる湖(大阪湾につながる)で、石上神宮は、その水辺にあったと日本書記(巻第九)の新羅出兵の記述から読み取れるそうです。海面が、現在と比べ百メートル程上昇していた事になります。岡山、広島、九州等にも弥生時代後期に海面が百メートル程上昇していたという痕跡が見つかっているとの事。また、「新羅の国の中にまで海水が上ってきた」との記述も有り、朝鮮半島でも海面上昇があった事を示しているそうだ。海面上昇シュミレータFloodMapによる検証結果と符合するそうです。講師は、「海面上昇の原因は、紀元0年頃に日本・アジアで生じた大洪水だ。アトランティス消滅、黒海洪水、ノアの洪水、そして、日本・アジア大洪水と三千年毎に順次起きており、『三千年毎に地球に接近する惑星Mに起因』している。次の大洪水はは千年後だ。」と話されました。

 

津田 慎一 様

 

 
 

 
・第209回月例会 −歴史・文化に親しむ会−
 
 テーマ: エネルギー転換に挑むドイツ
 日 時: 2024年 1月24日(水曜日) 15:30〜17:00
 場 所: 大阪公立大学 文化交流センター
      大阪市北区梅田1-2-2-600 大阪駅前第2ビル6階
 講 師: 藤澤 一夫(ふじさわ かずお) 様
      和光純薬ドイツ法人 元社長
 
ドイツは、2022年末に予定していた脱原発も、遅れたとはいえ、2023年4月15日に達成しました。また、ウクライナ戦争によるエネルギー危機に見舞われながらも化石燃料から再生可能エネルギーへのエネルギー転換を積極的に進めています。こんなエネルギー転換への取り組み状況についてお話をしていただきました。
お話をお聞きして、ビックリしたのは、原発全廃を決めた2000年時点で,総発電量の約30%が原子力、60%が火力(天然ガス含む)に依存していたのに、原子力をゼロにし、火力発電の依存率を減らし、逆に、再生可能エネルギーで約45%の発電量を賄う迄にインフラ整備を推進している事でした。2030年には、総発電量の80%を再生可能エネルギーに転換するのが目標との事。再生可能エネルギーとしては、風力、太陽光、バイオマス、水力である。総発電量の約20%を風力で実現しており、ドイツは約2万8千基(日本約二千6百基)を設置、高さ二百メートルを超える発電機もあるそうです。そして、バイオマスは、その発電設備がドイツ国内に約1万施設も設置されているそうだ。バイオマスのエネルギー植物の主は食物「とうもろこし」だとの事。メリット、デメリットの折り合いをつけながらのドイツの推進力は、すごいと感じました。

 

藤澤 一夫 様

 

 
 
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